大阪市と京都市のど真ん中に位置する高槻市(たかつきし)は京阪間の中心都市として栄えてきました。人口35万人を擁し、JR高槻駅と阪急高槻市駅に挟まれたエリアにはタワーマンションや商業施設が乱立し、百貨店は阪急百貨店(2019年9月まで西武百貨店)と東海地方に拠点を置く松坂屋があります。
サンスターや丸大食品、チェリオが本社を置くのも高槻市。明治の工場のチョコレートを模した外壁はインパクト大です。
「高槻うどんギョーザ」は高槻市民が「食べたことあらへんわ」、「存在すら知らんかったわ」と声を揃えるご当地グルメ。見た目もあまり良くないのですが、食べてみると確かに餃子の味がしてとても美味しいです。手軽で家庭的なのが魅力的。
古くから市民に親しまれていないという点には違和感も残りますが、現代の「ご当地グルメ」は育てていくものなのかもしれません。
高槻市の北部は北摂山地に含まれており、豊かな自然が残ります。出前授業で「北清水小学校」を訪問した際、子どもに話を聞くと、登校中や家の庭では普段からシカやサルに遭遇すると聞いてビックリ。「庭で座ってたら隣にサルがいた」、「今日も登校中にイノシシを見たよ」と当たり前のように話していました。高槻市のもう1つの姿です。
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