鹿児島県の県都にして南九州最大の都市である鹿児島市(かごしまし)。人口は60万人に迫り、福岡県の福岡市、北九州市、そして熊本県熊本市に次ぐ九州4位で活気にあふれます。
その特徴は何と言っても桜島。1年間の平均噴火回数は100回を超え、多い年は1000回近く噴火する活火山です。まさに日常。火山灰が降り注ぐことから市民には黄色い克灰袋(こくはいぶくろ)が支給され、ゴミ捨て場には燃えるゴミ燃えないゴミや缶ビンペットボトルとともに「火山灰」の表示も。ダイナミックな桜島の噴煙を見るだけでも鹿児島にやってきたと強く実感できます。
オススメの展望台は「城山公園」「センテラス」です。
そんな鹿児島市において最も目覚ましい発展を遂げているエリアが鹿児島中央駅。
元々の中心駅であった鹿児島駅が開業したのは1901年。移転前の鹿児島県庁や鹿児島市役所が置かれ、老舗百貨店の山形屋や鹿児島一の繁華街である天文館からもほど近く、名実ともに"鹿児島の中央的存在"でした。
鹿児島市は西へ西へ、南へ南へと発展していきます。1913年の開業時は武駅(たけえき)という駅名だった鹿児島中央駅は1927年の鹿児島本線全通に合わせて西鹿児島駅に変更。さらに、2004年の九州新幹線開業に合わせて「鹿児島中央駅」に変更されました。観覧車がランドマークとなっている「アミュプラザ」をはじめ、商業施設が充実しています。
鹿児島市の鉄道事情を語る上で欠かせないのが路面電車。前述した鹿児島駅や鹿児島中央駅、繁華街の天文館やいづろ通りを結び、市民の足として親しまれています。
また、鹿児島港は対岸の桜島のほか、種子島や屋久島、奄美大島などの離島を結ぶ重要な海上交通の拠点となっており、日本トップクラスの利用者数を誇ります。桜島フェリーは日本で唯一年中無休24時間運航を実施しており、生活を支えています。
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