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執筆者の写真うらのりょうた

1度は行きたい!日本3大急流に行ってみた

日本の川は急すぎる!日本の川は世界の川と比較すると短く急です。図を見ていただければ一目瞭然です。



急峻な山々から一気に日本海や太平洋といった大海に川が注ぎます。水がしぶきをあげ、渦を巻き、岩をえぐる。その荒々しくも美しい景観は「日本らしさ」の1つであり、死ぬまでに1度は訪れたい光景かもしれません。そこで、今回は日本3大急流と呼ばれる河川をご紹介します。


最上川(山形県)

山形県は急流・最上川の舟運によって発展してきました。流域の長井市や大石田町、河口の酒田市などには蔵や屋敷など風情あるまちなみが残されています。

長井市は「川の港」として栄えました

最上川の河口である酒田市の「山居倉庫」

松尾芭蕉は「奥の細道」で最上川に訪れ、「五月雨をあつめて早し最上川(五月雨を集めてきたように最上川の流れは早いなあ)と詠みました。

最上川

戸沢村の「最上川船下り」は日本屈指の人気を誇る川下りです。60分の間、日本の滝百選に選ばれた「白糸の滝」などの自然美を満喫することができます。個性豊かな船頭たちの舟歌も人気の秘訣。

白糸の滝


オススメの鑑賞スポットは大江町の「左沢(あてらざわ)楯山城跡」。左沢と最上川が一望できます。ずっとベンチに座って眺めていたくなるような絶景で、「日本一公園」とも称される理由にうなずけました。

左沢楯山城跡からの眺め

富士川(長野県、山梨県、静岡県)

山梨県と静岡県を結ぶ富士川。釜無川と笛吹川が山梨県富士川町で合流し、富士川となります。

富士山と富士川

名前の通り、富士山が語源という説が有力で、平安時代の更級日記には「富士河は富士山より落ちたる水」という一節もあります。実際には富士山の西側を流れ、富士山から流れてはいませんが、昔の人々は富士山と富士川の存在を結びつけて考えていたようです。


球磨川(熊本県)

熊本県南部、人吉地方を流れる球磨川。流域には、球磨川下りやラフティング、球磨川の川沿いにある鍾乳洞「球泉洞(きゅうせんどう)」など豊かな自然を生かした観光地が盛りだくさんです。

人吉市内を流れる球磨川

白いしぶきをあげる球磨川


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