訪問都道府県:宮城県、山形県、福島県ほか
期間:20200311~20200314
走行距離:1820㌔
モデル:2代目(2009~)
山形県鶴岡市から同県西川町へ抜ける「月山道路 (月山花笠ライン)」でアクシデントは起きました。
冬の寒さが残る早朝。うっすらと空が明るくなるなか、私はクルマで西川町を目指していました。天候は晴れでしたが、時折吹雪で視界不良に。
下り勾配のトンネルを抜けたとき、前を走行していたトラックが急停車しました。車間距離50㍍、速度50㌔。十分な車間距離を保っており、何の問題もありませんでした。
しかし、ここで異変に気づきます。完全にタイヤがロックしており、ブレーキが全く効きません。どうしたら衝突を回避できるのか。対抗車線に目を移すと別のトラックが斜めを向いて立ち往生していました。どうやら、対抗車線のトラックがスリップして道を塞いだため、前のトラックも急停車したようです。トンネルの外はアイスバーンと化していました。
「あぁもうダメや」。ボンネットのあるクルマに乗っていたため、「死にはしないだろうが、この速度で突っ込めばクルマにも体にもかなりのダメージがあるだろう」。衝突を覚悟し、体が硬直しました。「旅は終わりや」。
一瞬の間にいろいろなことが思い浮かぶなか、一筋の光が射します。前のトラックの左側、雪がこんもり積もった側溝との間にわずかな隙間を見つけたのです。「もしかしたら助かるかもしれん」。必死で車の体勢を立て直し、隙間に突っ込みました。
「ザクザク!!ガリガリ!!」。雪の上でグリップを取り戻し、トラックと横並びで停車しました。隙間は5㌢ほど。間一髪、無傷で事故を回避することができました。
今回の旅は4日間のロングドライブということで、いつもより少しハイクラスなホンダ・インサイトを借りたため、テンションが上がります。ハイブリッドカーの王者、トヨタ・プリウスにガチンコ勝負を挑んだホンダの意欲作です。
内外装ともに未来的な演出が施されています。メーターパネルは若干チープでおもちゃ感もありますが、ドライバーを「最先端のエコカーに乗っているんだ」という気分にさせてくれます。
伝家の宝刀「ECON」ボタンを押せば、燃費は楽々20㌔をオーバー。逆に、通常モードでは力強い走りでした。給油直後は走行可能距離が「960㌔」と表示され驚きましたが、617㌔を走行したところで「給油してください」の表示が。総走行距離は、1日目288㌔、2日目698キロ、3日目1145キロ、4日目1820キロでした。
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